仔犬の乳歯に要注意!
- 2019.09.17
- ヘルスケア

私の失敗談とともに仔犬の乳歯についてお伝えします。
乳歯をあなどってはダメ

生後43日目のすばるに会いに行った時のことです。 すばるとその兄弟があと3頭。 顔つきも犬らしくなってきて、呼ぶと一目散に走って来ます。 可愛い仔犬達に癒されるわあと思ったのも束の間、やってきた仔犬達はめったやたらに手や服の端を噛む! まあ仔犬だから大したことは無いとたかをくくっていた私は構わず撫で続けていたのですが、これが大間違い。 「痛っ!」と何度叫んだか。 そうです。乳歯はとても細くとがっているので、人間の皮膚に突き刺さるのです。 あっという間に手や腕に穴が開いて出血。 中にはひっかき傷のようになったものまであって、結構出血。
学校にいた時は生後5か月目のシェットランド・シープドッグの姉妹だけ乳歯が残っていましたが、どちらの犬も大人しく、噛んでじゃれることもなかったので、乳歯で噛まれる痛さは知りませんでした。 乳歯を甘く見た自分を反省しました。
そもそも犬の歯は生え替わります
7か月の仔犬を飼っているオーナーさんとお話しした時歯の話になり、「もう全て永久歯に生えかわっていますよね?」と尋ねたら、「歯が生えかわるって知らなかった」とか。 ちょっと歯を見せてもらったら既に全て永久歯でした。 「抜けた乳歯ってどこに行ったのかなあ?」っておっしゃっていました。。。
乳歯は大体生後3ヶ月目から6ヶ月目位までの間に永久歯に生えかわります。 乳歯は28本、永久歯になると42本になりますので、生後半年位までの間にちゃんと42本の歯が生えそろうのを確認してあげましょう。 中には乳歯遺残といって、永久歯が生えてきているのに乳歯が残ってしまって永久歯が変な所から出てしまい歯並びが悪くなることもあるので、歯の生えかわる時期には注意して見てあげるといいですね。 何かおかしいと思ったら、まずは動物病院で相談してみましょう。
乳歯の時の遊びには注意が必要
乳歯は永久歯のような硬さが無いので、あまり激しいひっぱりっこ遊びなどは控えたほうが良いでしょう。 仔犬もあまり硬いおもちゃより適度に柔らかいおもちゃの方を好んで遊びます。 歯の生え替わりと共に、おもちゃも少しずつ硬いものにしていくと、仔犬の歯や顎に過度な負荷をかけることなく、またおもちゃがあっという間に破壊されるということもないでしょう。
この時甘噛みで頭を抱えることになることなど気にしていなかった私はすばるの乳歯の痛さをこの後痛感することになります。 今回はまだ序の口でした。 その甘噛みについては別の記事にてご紹介します。
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